1. 議事法の5原則を述べてください。 @すべての人に対して公正と平等 Aすべての人に対して礼儀 B一時一件の審議 C多数意見を尊重 D少数意見の尊重 2. 定足数に達していないとき、開会できますか 出来ます。但し、議決を要する議事は、扱えません。 定足数が無くても扱える議事は、次回日時の設定; 開会; 休憩; 定足数を整える為の措置をとる時 3. 会長が欠席の時、誰が開会宣言をしますか。 副会長です。第一も第二も欠席の場合は、書記が開会宣言をし、続いて臨時議長を選出します。 4. 議事録に必ず記載されなければならないことを6つ挙げてください。 @日時.場所 A会合の種類 B議長.書記の出席 C前回議事録の承認 D議事の内容 E閉会の時刻 5. 議事録はなぜ朗読されるのですか。 議事録は会合の全ての事柄の合法的な記録であり、会員の承認を得なければならないから。又、議事録は会合の初めのほうで必ず朗読される。もし、初めのほうで出来なかった場合でも、その会合の間に必ず朗読されねばならない。 (なぜ初めのほうで朗読されるのか、前回まちがった解決をしていないか、正しい運営がされたかなどを皆が確認するためです) 6. 例会で会計報告はなぜ採択しなくて良いのでしょうか。 例会では、単なる報告のみです。監査を受けた決算報告のみが採択されます。 (支払い請求はメンバーの承認を得なければならないと快速に規定されています) 7. 議長が投票できるのはどんな時ですか。 @ 投票用紙で無記名投票する時 A 問題がとりわけ重要な時に可否同数を破るためと可否同数に持ち込む場合に投票できます。 可否同数ということは、過半数の得票ではないので動議は否決されます。 そこで、議長の一票の投票が可否同数を破り、動議は可決されます。 又、賛否が接近している時(10対9とか)、公平を期するために、もっと検討した方が良いと思われる場合、議長の一票が可否同数に持ち込み、動議は否決されます。 8. 同じ日に同じ議案の審議で一人の会員の発言回数に制限がありますか。 2回発言しても良い。ただし発言希望の会員がまだ発言していないなら、その会員が発言し終わってから、2度目の発言をすることができる。3度以上の発言をする場合には会議の許可が要る。 9. 動議とは何ですか。決議案とは何ですか。 @動議とは会議に何かを決めてもらうために提出する議案 A決議案は形式ばった文で動議が非常に重要で、長い場合に使う。 (ですから動議として提出されない発言は、単なる意見として扱われ審議に持ち込むことができません。また決議案はどのような理由であるからどうすべきであると述べたもので、前文は後にして決議文から審議を はじめます。何をするのかを先に決めるということです。) 10. 動議が会議で審議の対象となるのは8ステップのいつからでしょうか。 ステップ5番目「議長は動議の取り上げを宣言する」から。 (この時初めてこの議案が会議全体のものとなる) 11.セコンドがなければその議案はどうなりますか。 審議されません。(却下されます) (もしセコンドのないままに採決まで進んでしまったらその採決は有効です。なぜなら反対がなく審議が進められたことは、セコンドした事とみなされるのです。) 12.一時一件の審議とは、どのようなことを指しますか。 全ての討議は懸案中の案件についてのみ行われる。その案件に関係のない発言は取り上げられない。 (それが解決してから他の審議事項をとりあげます。) 13.動議の採決で拍手により可決しました。これは正しいでしょうか。 いいえ。ITC はロバート議事法によって運営されますので、拍手での採決は認められません。ロバートの採決方法は、 10方法があるとグリーソンズにあります。 @ 口頭 A挙手 B起立 C投票用紙 Dカウント E点呼 F 全会一致 G代理(委任)投票 H郵便 I機械を使用 (口頭や挙手で、もし議長の判断が間違っていると思ったとき、メンバーは「表決確認」の動議を出します。 再投票に持ち込んだときは、起立採決などの最初と異なった方法で採決をとります。) 参照資料 「ITCグリーソン 議事法 ダイジェスト」 |